うちの家系、年を取ると耳が遠くなりがちなのかな...
最近、もう80代になる父も、すっかり耳が遠くなりまして。
まあ、だれでも80にもなれば、目が悪かったり耳が遠かったりは、いかんせん、しますわね。
昔、父の母親、私の おばあちゃんも耳が遠くて、困ったことが。
本人は全然困らなかったのですが、家族の私たちが困りまくりでした。
おばあちゃん、ひとの話が聞こえなくて、聞き直すのが外聞がよくないと思っていたようで、近所のひとがうちへ来て、自治会や地区の連絡事項を伝えにきたときなど...
聞こえてもいないのに、聞こえたふりをして、さも理解しました的に、絶妙にうまい相づちを打っていたのです。
聞こえていないのに。
で、近所のひとは、
えっ?! オタクのとこ、おばあちゃんにお伝えしましたよ。
と、大事な連絡が家族に伝わらず、すべておばあちゃんでブロックされていた時期があったのです。
この、アカデミー主演聞こえたふり賞 受賞モノの、全米が笑った! 家族が泣いた! という
聞こえたふり演技
が、ヒジョーに困るわけです。
で、これが最近、わが父にも出てきました。
おやじが外で日なたぼっこをしているところへ私が、
ちょっとそこまで買い物に出てくるから
と声を張って伝えるのですが、聞こえないときにかぎって、いつもは見せたことのない満面の笑みを浮かべて、手を振って答えるのです。
この、爽やかそうな笑顔を見ると私は
はあぁ...聞こえてないわ...
と、思うわけです。
こんな父に、むかしのおばあちゃんの二の舞は踏んでほしくないな、と心配を感じ、補聴器などを調べていたのです。
そうすると、ネットとかでは、最新式のものとして、骨伝導の補聴器が人気あるみたいですね。
補聴器ではなくて、集音器 ですか。
DenDen 集音器
これなんか、けっこう売れているみたいですね。
こないだは、父に掃除機を買ってもらったから、今回はこれをプレゼントするかな...
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※ 私の過去記事
あの、不自然な、善良そうな雰囲気を全開で出そうと試みている苦しげな要素を含んだスマイル、なんとかせにゃ、父自身も大変そうですわ。
ありがたいことに、今のところ、耳の聞こえ以外は特に問題なく、元気に過ごしている父。
元気で長生きしてチョーよ!
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